第6話
少し着崩した制服
銀メッシュを入れた肩につかないくらいのショートの髪
耳にたくさんのピアス
間違いなくアタシがいつも見ている党利発音だ
「あんた、なんか見たことがあると思ったら同じクラスの中野衣更じゃねぇか」
まさか、この学校で『東の狼』と呼ばれている彼女に覚えられているとは思わず、目を見開く
「そんなに驚くことねぇだろ
クラスメイトの顔と名前くらいあたしも覚えてるよ」
「それは意外ね
党利発音は興味がないことにはとことん興味がないって聞いてたから」
「それは人間誰でもそうだろ
それにその言葉はあんたにも当てはまると思うな」
「、、、」
返す言葉が見つからず口をつぐむ
彼女が言っている意味が図星だったからだ
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