第5話

歩き進めていくと徐々に人気が無くなった




あまり来たことはないけど古いのを見る限り旧校舎かな




先生の声が聞こえるあたり使われていないわけじゃなさそう




、、教室に入れるとは思わないでおこう




アタシは教室側ではなく裏庭に足を動かした




案の定誰もおらず、校舎に背を預ける形で座る




寒い風が吹くが静かに風が葉を揺らす音を聞いていると不思議と癒された




「あれ?先客なんて珍しいな」




目を閉じていたアタシの耳に凛とした声が響く




そっと目を開けてその声の方向に目を向ける




そこにはアタシ以上に視線を集める人物である党利発音がいた

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