第81話

「もー、スズちゃん」




瑠璃さんから引きはがしてすぐに帝は私を後ろから抱きしめた




「帝、どうしたの?」




「んー、言葉にできない感情」




「何それ」




帝からの返答に呆れたように言ったが内心笑っていた




「、、、!」




「瑠璃さん?」




それを目の前で見ていた瑠璃さんは目を思いっきり見開いていた




「えっ、、今、、アイタッ!」




「この馬鹿が!限度をしれっていつも言ってんだろ!


毎回ハラハラさせやがって!寿命が縮んだわ!」




「敬も限度を知った方がいいと思う


瑠璃、痛すぎて何も言えなくなってるし」




何か言おうとしていた瑠璃さんに敬さんがゲンコツをしていた




すごい音がしたから相当痛いと思う




智さんが瑠璃さんをよしよししている




「それとスズ」




「はい?」




「俺も守るからな」




「え?」





「俺に考える頭はないがミカとかこいつらを守る剣くらいはある


それと同じようにスズを守る剣になるぞ」





「、、、」





「うわっ、キザー」




「ねー」




真剣に言っていた敬さんに対して智さんは口元に手を当てて言った




瑠璃さんも痛みが治まったのか同じような仕草をしている

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