第80話
「ふふっ、、あははは!」
突然笑い出した瑠璃さんに私は驚いた
「あはは、、はぁー、リンちゃんは甘いね」
「そうかな、、」
「うん、すごーく甘い!世界一甘いグラブジャムンみたい」
「、、、」
瑠璃さん、反省してませんね
「だから、、あたしが守ってあげる」
瑠璃さんは今まで見せていた笑顔じゃなく、本当に笑った
「どんな状況でも情報一つで覆す、それが本来のあたしの役割
今回はミカちゃんと敬ちゃんと智ちゃんを守るためだけに使ったけどこれからはリンちゃんのことも守るよ
あたしがいる限りリンちゃんが危険な状況にいることは絶対にさせない」
「、、瑠璃さんは今回の件も守ってくれてたよ」
「、、、」
ショッピングモールで2人で行動したとき、私と腕を組んで絶対に離れなかったし周りを牽制して近寄らないようにしてくれていた
離れたのは本当に私が攫われる直前だけだ
「守ってくれてありがとうございました」
「、、もぅ、リンちゃーん!」
瑠璃さんは私に抱き着きギューっと抱きしめた
「絶対に守るからね」
そう小声で呟いたのを聞いて私も抱き返した
「いい加減返して」
帝はそう言いながら私と瑠璃さんは引きはがした
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