第79話
「瑠璃さん」
「、、、」
私は小さく深呼吸をして
「私に自分を守る術を教えてほしいの」
「「「、、、ん?」」」
私の発言に敬さんと智さんと瑠璃さんは首を傾げた
色々考えたけど、、私には瑠璃さんがそこまで悪いことをしたとは思えなかった
確かに怖い思いはしたし、本当に危なかったと思う
でもすべては、、帝たちのためだと感じたから
やり方は間違ったかもしれない
でも私も自分に力がないこと、頼るしかできないことに気づいたから
帝たちを守るなんておこがましいことは言えない、、だけどせめて帝たちに迷惑かけないように最低限自分を守れるようになりたい
「私に自分を守る術を教えること、これを瑠璃さんに対する罰とします
それ以上の罰は如何なる理由があっても、、
例え帝がこの場で1番偉いんだとしても認めません」
私は最後の言葉を帝を見ながら言った
帝は目を少し見開いていたけど
「スズちゃんがそう言うなら」
といつも見せてくれる笑顔で言ってくれた
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