第78話
「、、、」
その目線からそっと目を逸らす
ここで私がすべき行動は、、
「帝、瑠璃さんを離して」
「、、、」
「帝?聞こえない?
瑠璃さんを離して」
帝に近づき瑠璃さんの首を絞めてる腕にそっと手を乗せて帝に離すよう言う
帝は無表情で何を考えてるか分からなかったけど瑠璃さんから手を離してくれた
「ゲホゲホッ」
「瑠璃さん、大丈夫?」
空気がいきなり吸えるようになって咳をする瑠璃さんの背中を摩りながら声をかける
「、、ゲホッ、、なんで?
あたし言ったよね?これから起きることは自業自得なことだからかわいそうなんて思っちゃダメだって
それってさこうやって助けるなってことなんだよね
分かってる?姫ちゃんは自分を危険な目に合わせた張本人を助けたってことになるんだよ?
なのに、、」
咳が落ち着くとのんびりした口調ではなく早口で私に問い掛けた
「分かってる
だからこそ、私が瑠璃さんに直接罰を与えないと」
「、、、」
帝を使って間接的に罰を与えるのは違う
私が被害を受けたんだから
私の言葉が以外だったのか瑠璃さんは驚いた顔をしてすぐに何を言われるか構えた
帝たちはそんな私たちの会話を静かに聞いていた
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