第62話

「ねぇー、すごくかわいくないー」




ノックをすることなく入ったリビングには敬さん、智さん、帝全員が揃っていて全ての視線を集めた




「うん、かわいいね」




「元がいいからってお前、やりすぎだろ」




「、、、」




「だってー、楽しかったんだもん」




敬さん、智さんは一瞬見ただけですぐに瑠璃さんに視線を移してそれぞれ話しているが、帝の視線は私をとらえたまま動かなかった




どこかおかしいのかな




そう不安になっていると瑠璃さんが笑いながら




「ミカちゃん、姫ちゃんが可愛すぎるからって見過ぎー」




と言ってのけた




いや、瑠璃さんそれはないよ、、




「瑠璃」




「はぁい」




「かわいくしすぎ


これじゃ買い物に行けないし、集中できないんだけど」




いきなりの帝の誉め言葉にお世辞と分かっていてもはずかしくて、、でも嬉しくて顔が少し熱くなった気がした

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