第59話

「、、かわいい?」




でも帝のお気に召さなかったらしい




少し不機嫌になってしまった




「うん」




それでも私は構わず、かわいいことを肯定した




「、、、」




「いつも私を揶揄うからだよ」




少ししてやったりっとドヤ顔をする




表情はもちろん動いてないけど




「、、、」




帝には伝わってるみたい




帝は少し驚く顔をした後、何かを思いついたような顔をした




私以上に表情が分かりやすい




「俺ってスズちゃんから見たらかわいいんだよね?」




「そうだね、、」




なんか嫌な予感が




「ならさ、」




帝は私をサッと抱き上げるとベットに連れてった




「かわいい俺に免じてまだ寝てよ?」




「、、、」




そう返されるとは思わなかったな




「もうすぐ、敬さん来るんじゃないの?」




「多分?でも気にしなくていいよ」




良くない!




どうこの状況を切り抜けようか考えていると




「ミカちゃん、ストップー」




真横で瑠璃さんの声が聞こえた

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