第47話

帝の言葉を頭の中で繰り返す





『スズちゃんはココがどこか知ってる?』





知ってる、私の住んでた街と隣りの街





でも、このことを帝は聞いてるんじゃない





と私はなんとなく思った





なら、何を帝は私に聞いてるの?





隣りの街、、と敬さんたちが時々言ってる『王様』が何故か引っかかる、、、あっ





『スズ』





私は覇王の総長に言われた言葉を思い出した





~~~~~~~~~~





『スズ』





覇王の総長が私のことを呼んだ





『なに?』





『隣りの街に行くなよ。行くとしても誰かと行け』





『分かった。でも、なんで?』





この時





『それは、、』





彼はこう言った





『隣街で有名な『王と三獣』がいるからだ』





~~~~~~~~~~





その記憶が頭の中を駆け抜けると私は





「王と三獣、、」





そう声に出していた




その私の言葉を聞いて帝は





「うん、それが俺たちのことだよ」





また作ったような微笑みを私に向けた

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