第37話

「、、ほんとにそれだけ?」





「、、はい」





帝さんの確認の言葉に頷く





「ふーん、ならいいや」





素っ気ない感じで返していたけど帝さんの表情は明るくなった、、気がする






「あっ、それと敬語はなしね?」






まだ笑ってる智さんとさっきよりも雑に洗い物をしてる敬さんをそのまま、思い出したように言った帝さん





「えっ、でも」





年上じゃないの?





「俺ら全員スズちゃんと同じ年だからね、敬語はおかしいでしょ?」





確かに、、、でも、帝さんが良くても2人はそうじゃないんじゃ





「敬、智、いいよね?」





「王様がそういうならいいよ」





「てか、王様が言ったらそうなるのは当たり前」





、、?この3人の関係ってなんだろう?





『王様』ってどこかで聞いたことがある気がする





どこで聞いたんだろ?





「いいってさ、だから敬語はなしね?」





どこかで聞いたであろう『王様』という言葉を考えていた私に帝さんが言った





「、、分かった」






それに帝さんは満足そうに微笑んだ

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