第14話

宮村side


夏休みに入ってすぐ倉庫内のエアコンが壊れた




その修理には時間がかかるようでしばらく倉庫に来ることは控えるように言われた




「じゃあさ!せっかく時間が出来たんだしデートしない?」




そのことを彼女のキヨに言うと嬉しそうにそう言った




「いいよ、どこ行く?」




「んー、公園ピクニックがいいなぁ」




「分かった」




細かい予定を詰めたところでキヨとの電話を切る




俺が暴走族に入ってるからあまり一緒にいれていない




なのにキヨは文句を言うこともわがままを言うことも滅多になかった




だからと言うわけじゃないが甘えてくれた時はとことん甘やかしてやしたかった





そんな俺の油断が最悪の事態を招くことになる

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