第13話

「すみませんでした!」




宮村君はその場で土下座をした




それがコウの質問に対する答えだった




「宮村!なんでこんなことした!」




「コウ!落ち着け!」




「落ち着けるか!」




今にも掴みかかりそうなコウを叶多が抑える




「訳を話せ」




「、、分かりました」




返事をした宮村君は決心をした顔をしていた




「これは姐さんには黙っておけと言われたんです」




「党利に?」




「はい、『何も言わなかったら最初からなかったことと同じだから、、お前は何を聞かれても何もなかったって答えろ』って言われてたんです」




「、、、」




発音さん、、





発音さんならそう言うだろうなとなんとなく分かる




皆もそうなのかそれ以上は何も言わなかった




「でも、俺の尊敬する人と恩人がこのまま別れるなんて俺は嫌です!


なので、姐さんの言うことは聞かないことにしました」




そう言った宮村君の目に迷いはなかった




「始まりは2,3週間前のことです」




そして真実に私たちは耳を傾けた




side end

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