第70話
ベッドへ寝かされ、ブラウスとスカートが脱がされる。
脱がせるのも、肌を滑る手つきも、何もかもがいやらしくて、何処までも優しい。
髪一本一本までもを大切に扱われ、愛されていると感じる。
こんな風に体を重ねるやり方は、逸耶としか出来ない事だと改めて思える。
「考え事とか、余裕だな」
「あぁっ……」
余裕なんてあるわけない。
いっぱいいっぱいで、ただ目の前にある愛おしい人から貰う快楽を、一つ一つしっかり受け止めるだけ。
耳を舌で犯されながら、指で脚の間にある突起を弄られてはしたなく乱れる。
「やっ、あっ、またイっ……クっ……」
「イキっぱなしじゃねぇか……可愛いな……」
息も絶え絶え、何度達したのかすら分からない私は、頭が朦朧とする中、もも裏を持たれて脚を開かされる。
「やぁ……これ、恥ずかしっ……」
「恥ずかしいからいいんだろ。お前がいっぱい恥ずかしがって、気持ちよくなってよがって、それが俺のココ、硬くさせんだろ」
片方の口角を上げて笑って、下から上目遣いの視線で煽られる。
見つめられるだけで、体から熱が溢れる。
「今、誰がお前の事気持ちよくしてるのか、しっかり見て、目と頭に刻みつけろ」
指と舌で突起と中をなぶられて、それでも逸耶から目が離せなくて。
挑発するような目で見つめられながら、気持ちいい場所ばかりを愛撫されて、だらしなく開かれた口から高い喘ぎを漏らす。
「んンっ、はぁ……ココすっげぇビチョビチョ。中までヒクヒクさせて、気持ちよさそうに誘ってる。それに、可愛く勃起したココ……美味そうな色で俺に舐めてって言ってんぞ?」
「んぅっ、いやっ、そこ、吸わなっ、ぁああぁっ!」
「嫌? んなわけねぇよな? 嫌なら、何で今イったんだよ。お前はココを舐めて吸って擦られんの大好きだろ……。あぁー、お前は歯を立てられてもよがるんだっけ?」
言われて、これから何が行われて、どうなるかを想像して、ゾクゾクと肌が粟立つ。
「今、期待したろ? ククっ……んなエロい顔して……ほんとお前最高に可愛いわ……」
「今日、何で、こんな……いじわるばっかりっ……」
言葉責めなんて、今までほとんどされなかったし、ここまで激しいのは初めてだ。
「まぁ、今までは付き合ってなかったからな。自分の女に全力出すのは当然だろ。まぁ、まだ全力出してねぇけど」
この人の全力なんて、耐えられる自信がない。
「んな怯えた顔すんなよ……もっといじめてやりたくなるだろ」
「ひっ、ぅ、ああぁぁあぁっ!」
「今のすっげぇ声……あー、たまんねぇ……」
突起に軽く歯を立てられて吸われ、電気が体を流れて喉を引き攣らせる。
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