第7話
見ていられないと、優しく頭を撫でた彼は違う部屋に行ってしまい、二人きりにされてから、私は痛みに耐えていた。
初めてで容赦なく貫かれた痛みと、私の上で腰を振る男の大きすぎるモノが、身勝手に出し入れされる痛みと苦しさ、痛いと言ってもやめてなんてくれなくて。
「ぅ、っ、ん、ゃっ……やぁ……」
「いつまでもガキみてぇに、ビービー泣いてんじゃねぇよ、ダリぃ女だな……」
「ぃた、ぃ……やめ、てぇ……」
「だからやめねぇって言ってんだろ。あんましつこいと、もっと酷くすんぞ。おら、うつ伏せになれ、さっさとしろ」
耳元で唸るように脅され、言われるがまま、動くのも辛い体を無理矢理動かして、うつ伏せになる。
「しっかし、お前華奢なのにいい体してんだな……服着てたら分かんねぇけど、脱ぐとエロいよな……」
さっきまでほとんど話さなかったのに、体を指でなぞりながら、楽しそうに言った。
「力抜け……痛いの嫌なら、なっ……」
「ぃ、ああぁあぁあっ!」
うつ伏せのまま、覆い被さるように後ろから突き入れられ、体に電気が走る。
口をパクパクさせて呼吸を必死にしようとするけど、上手くいかずにむせてしまう。
痛みは多少和らいだものの、完全になくなったわけじゃないし、苦しいのも変わらない。
「ココは、痛くねぇはずだけど?」
「やっ、やだやだっ、やぁあぁっ! あっ、やぁっ!」
「いい声出せんじゃねぇの……初めてでもココはイイみたいだな……」
感じた事のない感覚に戸惑いと、恐怖で半分泣き叫ぶみたいに頭を横に振る。
太ももに乗られているから、そこから下の脚をバタつかせて抵抗する。
「無駄だっつの……素直によがってろ」
「やっ、やあぁっ、んっ、うぅっ……」
お尻を持ち上げるみたいに掴まれて開かれ、中にいる男の昂りが何度もグリグリ奥に当たって、訳が分からなくて。
痛みが消えてしまう事が、怖くて仕方ない。
涙が、また溢れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます