第一章
第5話
乱れた制服は全て脱がされ、下着だけにされる。
「色気ある下着ってわけじゃないのに、何でこんなにそそるんだろーねぇ、この子」
「知らねぇよ」
「あー、分かった。もっとガキっぽい体想像してたからだわ。思ってたより胸もあるし、腰もエロいし、お尻も可愛いし、脚もなかなかいい」
楽しそうに私を観察している男と、さほど興味もないだろうに、ただ無言で圧をかけながら見つめてくる男。
ベッドに寝かされたまま、男二人に挟まれて観察されるのは、いい気はしない。
早くして、終わって。
それだけを願いなら、私は体を隠すみたいに身体を丸くする。
「ねぇ、処女って事は、キスもまだな感じ?」
私はただ頷く。
「怖いのに、震えながらも人の質問にちゃーんと答えられるの、偉いねー、よしよし、いい子いい子」
優しい声、優しい手つき、なのにやろうとしている事は、酷く残酷だ。
「初めてのキスは、俺とこいつ、どっちがいい?」
「アホかお前、コイツの初は全部俺が先だ」
「えー、横暴だぁー」
「俺が先に見つけた獲物だ」
最低で、最悪の男に出会った自分を恨むしか、今の私には出来ない。
腕を掴まれて座らされる。
「おら、いつまでそうやってるつもりだ。顔こっち向けろ」
「やぁ……んンっ! んぅっ……」
乱暴に顎を持たれ、唇が重なる。
「キスする時は口開けんだよっ、さっさと口開いて舌出せ。舌噛んだら、許さねぇからな」
脅すみたいに低く唸る。
怖くて震えながら言われた通りにすると、舌が絡め取られ、口内を乱暴に男の舌が暴れ回る。
涙は止まらない。
「んじゃ、俺はコイツがしない事、してあげるね。可愛いおっぱい発見ー」
「んっ、ふ、ぁ……」
嫌で仕方ないのに、絡められる舌と、もう一人の男に後ろから触られている部分が、ジンジンして妙な感覚に混乱する。
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