貧乏な私が裕福な悪女に転生してしまいましたが、溺愛もされているので残りの人生楽しみたいと思います【グラウス編】

第27話

あまりの大きさに、圧倒されて喉を鳴らして、顔を熱くさせる。

「あまりジッと見るようなもんじゃないだろ……」

「あ、す、すみませんっ……つい……」

勇気を振り絞り、口を開けてそれに舌を這わせた。

「っ……」

小さな声と共に、グラウス様の体がビクリと反応する。

少しでも感じて、気持ちよくなってくれるならと嬉しくなり、慣れない舌と手を使い、奉仕していく。

熱く疼く体にはまだお酒が残っていて、酔いも手伝って行動が大胆になっていく。

「んっ、ふっ……はっ……」

「ぁ、っ……口も、舌もっ、何もかも、んっ……小さい、な……くっ……ぅっ……」

先端の割れ目を舌で攻め立てる。

「何処が、ひもちぃ、れふか？」

「しゃべる、なっ……っ……あぁ……」

咥えながらグラウス様を見上げると、熱を帯びた艶やかな目が興奮を顕にして、私を見る。

そのいやらしく誘うような熱い視線に、ゾクゾクして秘部が濡れていくのが分かり、もどかしくて無意識に腰が揺れた。

いつも余裕のあるグラウス様を、自分が快楽を与えられているという事実が嬉しくて、もっと彼の顔を快感に歪ませたくて、夢中で舌を使って舐め上げ、吸い上げる。

「あっ……もぅっ、セレア……いいっ……から、口、離せ……」

髪が撫でられるけれど、私は首を振って奉仕のスピードを上げていく。

大きくて苦しくて、全部は入らないけれど、その分出来るだけの事はしたい。

自分の口から出る、いやらしい水音が部屋に響いて、その音とグラウス様の荒い息遣いと喘ぎに、興奮が抑えられなくなる。

「はっ、あっ、セレアっ、もっ、ぃっ……ぅ、んっ、口、離っ……くっ……」

切羽詰まったようなグラウス様の呻き声が聞こえ、ビクビクと昂りが波打ち、口の中に欲が放たれた。

決して美味しい訳では無いけれど、グラウス様が気持ちよくなってくれた証なので、喉に全て流し込んだ。

「んっ……はぁ……気持ちよかった、ですか？」

「はぁはぁ、おまっ……まさか、飲んだのかっ！？」

「ダメ……でしたか？」

唇が指でなぞられ、蒸気した頬を撫でられる。

興奮がまだ冷めやらない中、荒く息を吐いたグラウス様の妖しい色に揺らした目に見つめられて、体が震える。

「ったく、お前は……予想外な事ばかりするな……」

そう言って笑うグラウス様に押し倒される。

また体勢が逆転して、顔が近くて今更なのにドキドキする。

改めて見ても本当に格好よくて、何度だって見惚れてしまう。

「どうした？」

「こんな素敵な人に愛されて、幸せだなって思っていました……」

「ふっ……何言ってんだ」

少し照れたような笑顔が可愛くて、またドキリとする。

素早くドレスをズラされて、胸が外気に晒される。

「いつ見ても、セレアの体は美味そうに俺を誘惑してくるな……」

「ん、あぁっ……」

胸の先端を口に含みながら、熱い舌で捏ねられて、体をビクビクと跳ねさせる。

胸を刺激されながら、そのまま脚に手が滑り、濡れそぼった部分に到達する。

「ふ、ぅ、ああぁ！」

「もうイったのか？ 待ち侘びてたみたいだな……」

興奮が体を支配して、限界が近かった体は、少し触れられるだけですぐ快楽に溶けていく。

それでもまだまだ足りなくて、もっととせがむ様に足を擦り合わせ、グラウス様の体にしがみつく。

中に指が入って来て、性急に動かされる。

もうすっかり知られてしまった、自分のいい場所がグラウス様の男らしい指によって、擦られる度に体を何度もしならせて、気持ちいいと訴える。

「悪いっ、今日はもう、優しく出来そうにない……」

「ぁ、あんっ、来てっ……はや、くっ……入れて、下さっ、い……」

待てなくて、グラウス様の昂りに自ら秘部を擦り付けて誘う。

私の煽りに、すっかり余裕のなくなったグラウス様が大きく息を吐いた。

それが合図かのように、大きくて滾る昂りが一気に挿入される。

圧迫感が苦しくて、でもこれが欲しくて欲しくて、歓喜の喘ぎを上げた。