第35話
立っているのもやっとで、足がガクガクと震える。
「あー、ほら……またイキたそうな顔してるな……イカせて欲しい?」
「ぃじわるっ……しない、でっ……」
中と外の両方をゆるゆると指が動かされ、強弱をつけた動きがもどかしい。
「イキたいなら、おねだりしないとな……」
ネクタイを緩めながら、ニヤリと笑う姿が妖艶で、ゾクリとする。
「あっ、イ、キたっ……イカせてぇ……」
「あー、クソっ……自分から言わせてて何だが、破壊力っ、やば過ぎだろっ……」
中に入っている長い指が激しく出し入れされ、確実に私の弱い部分を擦りあげる。
ゾクゾクと背中が粟立ち、強い快感が登ってくる。
「やっ、ああっ、もっ、ん、ぅあっ、だめだめだめっ、そこ、っ、イクっ、イっ、ちゃ、ゃあああっ!」
頭がチカチカとしてわけが分からないまま高く喘ぐ。
達して、体から力が抜け、床に座り込む。
「こっち、おいで……」
座り込む私の腕を掴み、立たせる。
壁の方に長机が置いてあり、そこに座らされる。
「足、開いて……可愛い場所、よく見せて」
恥ずかしさに顔を背け、おずおずと足を開く。
「や、だめっ、ああっ!」
「何が駄目? ぅ……んン……」
わざと音を立てて、私の濡れすぎているソコに舌を這わせ、突起と共に啜り上げる。
「汚いっ、からっ……」
「汚くないって……迪香は全部綺麗だ……」
こんな時ですら、こんなクサイ言葉を口にするのだから、困る。
突起ばかりを刺激され、また達する私を上目遣いで見る貴也の髪に、私はくしゃりと触れる。
カチャカチャとベルトを外す音がする。
その時、話し声が聞こえ、資料室の扉がガチャガチャと回される。
けれど、扉が開く様子はない。
「あれ? おかしいな……」
「鍵なかったよな? スペアあったか?」
二人の男性社員の会話に、緊張が走る。
貴也が鍵を閉めたらしく、幸い扉は開かなかったけれど、スペアと聞こえた事を考えると、鍵はまだあるようで、安心は出来ない。
社長と一般の、しかも新人社員が仕事中にこんな事をしているなんて、バレるのは非常によくない。
「スペアを取りに行ったなら、すぐに帰ってくるな……」
止めてもらえるのかと思い、安堵する私の耳に、貴也の恐ろしい言葉が届く。
「じゃ、さっさと終わらせないとな」
「え……?」
「何? ここまでやってやめるわけないだろ。俺のももうガチガチだし」
後ろが壁で逃げ場がないのに、体をめいっぱい下げる。
「声、我慢してな……今日はゴムないから、このまま入れるぞ……」
腰を持って引き寄せられ、固定される。
「たかっ……ひっ!」
「んっ……くっ、はぁ……あぁ、いつも、よりっ、ン、締まってっ……やばっ……」
全部入ったわけではないのに、一気に突き上げられ、入れられただけで、喉をヒクつかせて達する。
貴也の大きさに、息をするのがやっとだ。
そんな時、鍵の刺さる嫌な音。
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