第8話
何言ってるのか、もう、分からない。坂井さんも余裕がなくなってる。
「いいよ、理…!いこ!いくっ!」
「ゆき、こ…っ」
一気に駆け出した理は、激しくて強くて、熱くて…。とうとう一緒に絶頂を迎えた。それを感じるだけでも、すごくエロい。理は呼吸を整えようとしていたけれど、汗まみれのまま私の体の上にフワッと落ちてきて、ギュッと抱きしめてくれた。
「やっとアレ終わったから久しぶりにしたけど、やっぱ気持ちいい。雪子の中、最高。エロい。どエロい。めっちゃ濡れたろ?シーツ洗わなきゃな。いやぁ、満足。もう、待ちきれなかったもんな」
息を乱しながらそう言って坂井さんが「イヒヒ」と笑うと、少し顔だけ起こして優しく唇を重ねてくれた。一回戦、終わったばかりなのに、すぐに煽るように舌を絡めてきた。
なんでまた感じさせるかな。
わかってやってるのかな。まったく…。
「…気持ちいいっ。…でも、久しぶりっていっても、1週間ぶりなだけでしょ?どんだけやりたいの?思春期なの?サカり??」
「もう。可愛くないなぁ。そんなとこが雪子らしくて好きだけど」
坂井さんはクスクスと含み笑いで、私を抱きしめる。可愛くない、とかいうくせに、好きとか言ってくるし。もう…。
「うあっ。トロトロ」
坂井さんが言うと、私は思わず赤面してしまった。そうだ。まだ繋がったままだった。坂井さんの言葉ひとつでトロトロになるなんて、…私の体は正直だなぁ…。
「このまま動いて、二回戦突入する?」
「え?あんなにたくさんしたのに?」
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