エピローグ

第22話 エピローグ1

三船くんは、誰かに服とかを、作ってあげたことがないらしい。


お願いされたこともあるみたいだけど、それも断ったんだとか。





何でだろう、と聞いてみたら、まだそんな腕じゃないから、とのこと。


そんなことないのにな、と思うんだけど。





でも、まだ、って言葉に、三船くんの心境の変化を少し感じていて。


それが何だか、たまらなく嬉しかったりもする。





そんな、旅の道中。





「あ、あれじゃないですか、先輩」


「えと・・・うん、そうだと思う」





私たちの視線の先には、一軒の古民家。


そう。カフェで約束した通り。


ついにここまで、来てしまった。

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