第9話 三船の観察眼2

・・・あ、目が合ってしまった。





しまった、見過ぎて話すの忘れてた。


何か、話さないと。





「・・・あの」


「ん」


「何か、お辛いことでもあったんでしょうか」





・・・しまった。


思ったことそのまま口にし過ぎた。


先輩は、目を大きく見開いて、額に手を当てる。


そりゃそうだよ、バカ。


唐突に聞くようなことじゃないよ。





「・・・エスパー?」


「・・・え?」

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