第3話 小牧の胸のうち2

・・・おー、今私の目の前で三船くんが珈琲を飲んでいる。


ちょっと苦そうな顔。うわ、可愛いんだけど、まじ。





あのトレーナーのマークも何なんだろう・・・なんか良い味出してる。


ブランド物かな・・・でも、あんなブランド見たことないんだよなぁ。





・・・あれ、何か困った顔でこっち見てる。どうしたの?


って、そうか、よく考えたら全然喋ってなかった。


この状況を堪能し過ぎてた。でも何話そう。事前情報がなさ過ぎる。


刈谷さんに聞いた時も、思ったことを話せばいい、とかふわっとしたアドバイスしかもらえなかったし。


なるほど、とか誤魔化さずに、もっと具体的にどうすればベストか、聞いとけば良かった。





どうする・・・どうする私・・・

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