小牧の胸の内

第2話 小牧の胸のうち1

しめしめ、と言っていいのだろうか、この状況。


普段だと全然話すことの出来ない三船くんが、今目の前に。





やっぱり刈谷さんの計らい?


でもちょっと、出来過ぎじゃない?


確かに刈谷さんには三船くんのことは話してたけど、写真見せたことないし。





やっぱり偶然?


でもそれもちょっと、出来過ぎじゃない?


こんなに都合良く、ばったり会えないでしょ。


しかも三船くん、刈谷さんと同じ席に座ってたんだし。





・・・まあ、いっか。


その辺は置いといて。


今は目の前に居る三船くんとの時間を堪能する。


うん、そうしよう。

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