第19話 迫られて
ハルカが「ね?英一。これ、弘匡君と探してきたTシャツだよ」と英一にプレゼントした。
英一は「あ、ありがとう」とハルカに渡して貰ったTシャツを着た。
英一が「どうだ?Tシャツ似合うだろう?」とハルカに向かってTシャツを見せた。
ハルカが「うん、Tシャツ似合って居るよ」と英一に嬉しそうにして居た。
カノカが「2人とも仲良さそうにして居る所ごめんね?私、この部屋から出て引っ越ししなきゃならなくなって」と英一達に声を掛けた。
ハルカが「え?カノカっち?此処を出て引っ越しするの?」とカノカの事を凄く気になって居る様子だった。
カノカは「ね?最後に皆で写真撮らない?」と目をキラキラと輝かせて居た。
ハルカが「じゃ、行くよ?1、2、3」と号令を掛けて、写真を3人で撮った。
英一が「お前も、もう、引っ越しするぐらい何か良い事があったんだな」とカノカの事を誇らしく想って居た。
カノカが「実はね?私にも好きな人が出来て」とハルカ達に声を掛けた。
ハルカが「おめでとう。いつまでもその人と仲良しで居てね?」と嬉しそうにカノカに返事をした。
カノカが「ありがとう。でも、もしかしたらその人とうまくいかなかったら戻って来るかもしれない」とハルカに声を掛けた。
英一が「でも、お前が幸せになる事を願って居たからきっと幸せになれるはずだぞ」とカノカの返事に答えた。
カノカが「そうだと良いんだけどね」と英一に話をして、カノカは「やすくん、行こう」と話し掛けた。
康成が「僕は、やすくんと言われていますが、康成です。よろしくお願いします」とお辞儀をした。
英一が「俺は英一です。こちらこそ、よろしくお願いします」と普通にお辞儀をした。
ハルカも「私はハルカです。よろしくお願いします」と康成にお辞儀をした。
そうして、カノカは康成と2人で同棲生活を始めた。
弘匡が「ね?ハルカちゃん。英一に渡したプレゼント喜んで貰えた?」とハルカに声を掛けた。
ハルカは「弘匡君?どうしてそんなに私の事を気にしてくれるの?」と嬉しそうにして居た。
弘匡が「僕は、昔からハルカちゃんの事が凄く気になって居て、好きだったんだ」とハルカの事を壁ドンして告白をした。
ハルカは「嘘?そんな、急に言われても、困るよ」と苦笑いを浮かべた。
英一は「そう言う事か?弘匡も、ハルカの事を本気で好きだったんだな」と弘匡に気持ちを伝えた。
ハルカが「違うよ。私は英一の事を好きになって笑顔が増えたような気がするの」と英一に声を掛けた。
英一が「だから?そんなに俺の事を好きなのか分からないのに俺の周りでフラフラされても困るんだよ」とハルカに気持ちを伝えた。
ハルカは「そんな?そんなにハッキリと気持ちを伝えなくたって良いのに」と英一に振られて涙を流して居た。
弘匡は「ハルカちゃん?僕なら、ハルカちゃんの事を悲しませたりしないよ」とハルカに近づいて行こうとしたら、ハルカが「弘匡君には分からないよ。私がどんなに英一を好きだったか、慕って居たか」とかなり寂しそうな顔をして弘匡を見て居た。
英一は「あの頃の、まだ人間を知らないハルカが可愛かったし、好きだった。でも、今になるとハルカは人間を知るようになって、好きと言う気持ちにはなれなかった」とハルカに対して家族の様な愛情を感じて居た。
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