第10話 突然の訪問者
ササミが「あら?何か外が騒がしい様ですが」とヒトミの近くに寄って来た。
ヒトミが「あ、この人が家の前で立ち止まって驚いて居る様だから、話をして居た所よ」とササミに声を掛けた。
ササミが「あら。確か英一の彼女さんのハルカさんでしたよね?どうしてこんな所まで」と驚いて見て居た。
ハルカが「そうだね?中々、ササミさんが皆と打ち解けないから心配で家まで来て見たの」とササミに声を掛けた。
ササミが「そんな事の為だけに来てくれたんですか?」とさらに驚いて居た。
ハルカが「だって、皆と打ち解けないと、存在が薄くなるし、寂しくなるでしょう?だから、私はササミさんの事が気になって居たのよ」と立派な事を言い放った。
ササミが「でも、そこまで私の事を心配してくれて嬉しい。ありがとう」と涙を浮かべて居た。
ヒトミが「折角だから、家に上がってお茶でも飲んで貰ったら?」とササミにハルカの事を家に招待した。
ササミが「そうね?じゃ、ハルカさん、家に上がって」とササミにハルカは家に招待された。
お茶を飲んで、ハルカは「このお茶美味しいね?なんか高そうなコップだね」と柄の付いたコップを見ていた。
ヒトミが「あら?初めて見るのかしら?このコップは、骨董店では、200000円するのよ」と笑って居た。
ハルカが「200000円??」と目が回るほどのお金の桁に驚いて居た。
ササミが「姉さん、あまり驚く様な冗談を言わないでくださいよ。これは、2,000円以上だから、3000円のコップよ」とヒトミに返事をした。
ヒトミが「あら?ごめんなさい。あなたがあまりにも庶民的なので、からかいたくなってしまいましたわ」と横目で笑っていた。
ハルカは「あまりにも凄い冗談だったもので、驚くよりも仰天しました」とヒトミに返事を返した。
ヒトミは「そうよね?でも、良い勉強だと思っていた方が良いわね?」とハルカに楯突いた。
ついていけないと思ったハルカは「そろそろ、家に帰ります。ごめんなさいにゃ」とササミに一声掛けて家を出て行った。
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