第3話 あなたのそば
カノカが「ね?あの子、どうするの?」と英一に尋ねた。
英一が「仕方ないだろうな?俺の家に住んでもらうしか無いし」とカノカと話し合って居る間、毛繕いをして、ミャーと横になって身体を丸くして寝て居た。
カノカが「あー、あの子。猫の時と同じ様に寝て居るわ。人間なのにはしたないわね?」といかにも猫を見る目で嫌な顔をして居た。
英一は「ふふ、でも、そんなに厳しくしなくても、気持ち良さそうに寝て居るよ」とハルカの身体を触ってなでなでして居ると、ハルカは元の猫の姿に戻っていた。
カノカは「私は、反対よ。猫なんて好きじゃ無いのに、どうして猫を飼わなきゃいけないの?」とハルカを見て、嫌な顔をした。
英一は「俺は、誰からも好かれないし、どうして、こんなに可愛いハルカを放っておく事が出来るんだい?」とカノカに対して反対をした。
カノカが「そう。あなたがそんなに、私の意見を無視するなら、もう知らないからね。それにもう私も、あなたと別れる気で居るから。じゃーね」と手を振ってバタンと思いっきりドアを閉めた。
英一が「全く、アイツは何を考えて居るんだろう?俺は今の普通の暮らしの方が幸せでむしろ楽しくて仕方ないのにな」とハルカを撫でながら話をして居た。
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