【訪問者 2/2 ─上柳─】

 ──白麟が黄凰と紫王と手を切った、次の日の話だ。

 この日も上柳は、元ブラック オーシャンの四頂点の味方側である方の元ブラック マーメイドメンバーと共にいた。上柳には、早急に“しなくてはいけない事”があったからだ──

 上柳は、元ブラック マーメイドメンバーの元たちへと問い掛ける。


アイツら雪哉たちの居場所を、聞いている奴はいないのか?」


 そう元ブラック オーシャンの四頂点である雪哉たちは、行き場所も告げずに、行方をくらました。もちろん、その場所を知る者などいない。


「やはりいないか? 早めに、アイツらと接触したいんだが……──なら、連絡先を知っている奴は?」


 すると、一人の男が言った。


「連絡先なら、コイツらが……」


 そう言って、男は“南と明美”を上柳の前へと連れてくる。


明「私は連絡先、知らないわよ? 南が知っているわ」


上「──なら良かった。頼んでもいいか?」


 明美が指し示した南へと向き直り、上柳が問い掛ける。


南「頼むって、何がだ?」


上「アイツらと接触したいんだ。白谷たちと、連絡を取ってくれ」


 すると南は、視線を反らす……


南「え? 白谷さん? ……私、連絡先知らないよ?」


上「…………」


 上柳はマーメイドのメンバーたちに、視線を向ける。


上「……知らないらしいぞ?」


 すると一人の男が、南に対してからかうように笑みを作る。


「南、なぁに惚けてるんだ? 白谷さん──って言ったんだよ! お前、陽介さんと連絡取れるだろうが」


 すると上柳は納得したように、南へと視線を戻した。


南「…………」


上「白谷じゃなくても構わない。“陽介”に、連絡してくれないか?」


南「え~と……」


 南はどこか困ったように、視線を反らしている。

 陽介たちのことが、ずっと心配だった。だが、マーメイドが解散してからは、連絡がしずらくて、ずっと連絡出来ずにいたのだ。──本当は会いたいからこそ、深く考え過ぎてしまって、連絡するのを躊躇ってしまう。


 モジモジとしている南のことを、上柳は不思議そうに見ている。


上「別にいいだろ? 星に連絡してくれ」


 すると、みるみるうちに、南が真っ赤になる。


上「なぜそこで赤くなるんだ?!」


「だって南は陽介さんのことがぁ……──」


明「黙りなさい!!」


 口を滑らせそうになった男を、明美がすぐさま止めた。


明「上柳さん……南には、私から言っておく。必ず連絡させておくので、心配は必要ない」


 明美はニッと笑いながら話した。

 それに安心した上柳も、納得したようだった。


 ──そして明美に促され、南は結局、陽介と連絡を取る事に頷いた。

 南が頷いた理由は二つ。『仲介者として頼まれて連絡が出来るなら、寧ろラッキーじゃないか?!』と、明美に恋愛の後押しとして連絡することを薦めれてたから。そしてもう一つの理由は、『白麟が後ろ楯になってくれれば、アイツらは今よりも、ずっと守られる』と、明美がそう話したからだ。これが、一番の決め手となった。

 そう“連絡するのが恥ずかしい”だとか、そんな問題は二の次だ。それに気が付かせられ、南は頷いた。


 ──そして南は、陽介と連絡を取った。そうしてなんとか、会う約束を取り付ける事に成功する。

 『明美も一緒に行く』──そうは伝えたが、この時点ではまだ、上柳のことは伝えなかった。

 上柳のことを言ったなら、警戒して会ってくれないかもしれないと、そう思ったからだ。


****


 そして約束の夜……──南たち三人は、夜の街にいた。

 三人で、指定の場所を目指す。


南「言われた場所は、この近くだ」


 指定の場所へと、だんだんと近づく……──


明「ネオン街の近くか……」


 待ち合わせ場所は、ネオン街に入る一歩手前の、街角の近くだった。そう、緑の店があるネオン街の手前だ。


 ──同じ歩道を、並んで歩く南と明美。

 そして上柳は、道路を挟んだ向かい側にいる。

 待ち合わせ場所にいきなり上柳を連れて来たなら、誤解を受けてトラブルを招き兼ねないからだ。あのであえて、南たち二人と上柳は、別の道にいるのだ。

 南たちがどうにか上手く説明してから、上柳と陽介を接触させるつもりだ。


 ──待ち合わせ場所は、もうすぐそこ。


南「この場所だ」


 二人は無事、待ち合わせの場所へと到着した。ネオン街へと入る一歩手前の街角。コーヒー店の角。


明「アイツはまだかな?」


 ハラハラとした気持ちのまま、二人はキョロキョロと辺りを見渡す……──


明「あっ……」


 明美は視線を向ける先に、陽介の姿を見付けた。

 南もその方向へと振り返る。

 陽介もすぐに気が付いたらしく、早足で明美たちの方へと向かって来る。


陽「明美、久しぶりだな!」


 陽介は明美に、にっこりと笑った。

 南の方が手前にいるのに、陽介は明美の方しか見ていない。

 南は無性に、悲しい気持ちになった。

 そして明美は明美で、戸惑う。〝アンタ私とよりも、南との方が仲が良いじゃないか?!〟〝なんて無神経な男なんだ!〟と、明美は腹の中で散々に思っている。

 だがすると陽介は、何かに気が付いたように、あんぐりと口を開けた……


陽「南?! こんな所にいたのか?! ──悪い。チビで見えてなかった!」


明「気が付いてなかっただけか?! ハラハラさせやがって!! 普通気が付くだろう!?」


 何はともあれ、南と明美は安堵する。

 そして陽介は南の背丈を目でとらえながら、何やら気難しい顔をしている。


陽「それが気が付かねぇーんだなぁ……灯台下暗とうだいもとくらしだぜ! 至近距離だし! コイツチビだし!」


 ポンっと南の頭に、手を乗せる陽介。

 南は、この至近距離と頭の上の手に、少しドキドキとしながら、顔を上げる。


陽「南、元気だったか?」


 南は嬉しそうに、笑顔になる。

 マーメイドが解散になって以降、連絡を取りずらく感じていたモヤモヤが、南の中から一気に消え去った。そう以前と何も変わらない、陽介の笑顔を見たら──


南「あぁ。元気だった」


 すると陽介は、いたずらっぽく笑った。


陽「それにしても南、お前、俺のこと超好きだな?! どれだけ会いたがってるんだよ?!(冗談)」


 ──そう、致し方なく、少々強引に、会う約束を成立させたのだ。


南「からかうな! ……それには理由が!! ……」


 南は耳まで真っ赤だ。


陽「マジで?! 理由あるのか?!」


明「当たり前じゃない! 用があるから来た」


陽「なんだ! つまらねぇなぁ……」


明「アンタ一体、なんだと思ってたのよ?!」


陽「え? そりゃ当然、モテ期到来。用はないけど、俺に会いたいんだろうなぁって、思った!」


 〝とんだポジティブ野郎だ☆〟と、明美は呆れたように、ため息をつく。南も苦笑いだ。


 けれどそこで陽介は、いたずらっぽい表情を、スッと消した――……


陽「なぁーんて、言うのは……――冗談」


南「え? ……」


 南と明美は、陽介へと視線を戻した。いたずらっぽく笑った表情は、もうそこにはなかった。


陽「なぁ、どうして『会いたい』なんて言ったんだ?」


 そう言った陽介は、どこか寂しげだった──


南「……――――」


 南は目を見張り、言葉を失いながら、悲しそうな顔をしている陽介の事を眺めている。いつもと違う空気に、いつもの様子と違う陽介に、戸惑って、何も言えない。


陽「百合乃のことは、聖から聞いてる。だから、思ったんだよ」


南「何を思った? ――……」


陽「“さよなら”しに来たのかもしれねぇって、思ってる」


 陽介の言葉を聞き、南は胸がギュッと、苦しくなるのを感じた。


南「“さよなら”なんてしないよ。その逆なんだ……」


 ──そうして南は、陽介に全てを語り出す。


南「アタシらマーメイドは、百合乃さんの件を受けて、二つに割れた。百合乃さんへの忠誠を貫く女たちは、黄凰についた。 陽介たちへの忠誠を貫く男たち……──つまり、元ブラック オーシャンは、陽介たちにつく。そして私と明美も、陽介たちにつく」


 ──〝 さよならなんて、言わないよ 〟──


 南は優しく笑う――


 優しく笑う南の表情には、嬉しさのような感情が含まれているようにも見える。──それは心からの、忠誠の証拠になる。


 陽介は驚きを隠せない。元黒人魚であった南と明美は当然、百合乃について行くと思っていたから。なぜ二人がオーシャン側に味方してくれるのか、それが不思議だった。〝なぜ、選んでくれたのか?〟と──


 驚いた表情のまま、陽介は止まっている。……──だか途中、呆気に取られて置いてきぼりになっていた感情が戻って、そこで、にっこりと笑った。


陽「ヤバイ……すっごく! 嬉しい!!」


南「わっ……?!」


 嬉しさを抑えきれない陽介は、南をギュッと抱き締めた。


南「陽介ッ?! ……」


 腕の中で、南は真っ赤な顔をしたまま硬直している。

 こんなのだから、明美は止めた方がいいのか、このままにした方がいいのか、それを迷っている。


明「ちょっ……ちょっと……――アンタね?! そろそろ放しなさい……」


 すると陽介は我に返ったように、バッと南を放した。

 南は真っ赤になりながら、明美の後ろへと隠れる。


南「しっ死んじゃうかと思った……(ドキドキしすぎて)」


陽「?! ……ごめんな南?! 嬉しすぎてつい―……」


 陽介も少し赤くなりながら、必死に言い訳をする。


南「いっいや……別にいいんだ! ……気にするな……」


陽「……――いや、ごめんな。俺は“抱き付き魔”かよ……」


南明「「?!!」」


 陽介は顔を赤らめながら、結構深刻そうな表情で、そう言っていた。


陽「……けど、こんな喜んでる場合じゃねぇか……なんか、ごめんな」


「「…………」」


陽「真実を告げずにいなくなって、自分たちだけで、どうにかしようとしてた。……けど結局、隠しても隠しきれない事態になって、お前らを巻き込んだ。ホント、ごめん――……」


南「謝るなよ。アタシらだって、オーシャンの仲間だ。〝それを伝えに来た〟。それに――……」


 南は明美と、顔を見合わせる。

 そして二人は決心したように、本題を口にする。


明「──なぁ、他のチームの動きは、把握しているか?」


陽「だいたいは知ってる。 丸島、柳、上柳……厄介な三チームが手を組んでいる。そして、冬までに戦力を増やすつもり…そうだろう?」


南「そのことなんだ……」


明「驚かずに聞け……」


陽「…………」


明「オーシャン側のマーメイドは、同じく、と手を組んだ。そのチームって言うのは、だ!」


 またまた、陽介は驚きを隠せない。

 一瞬、聞き間違いか何かかと思ったくらいだ。だが確かに南は〝白麟〟と言った。


陽「白麟だと?! ……」


 一体どういう事なのか? 陽介にはまったく理解が出来ない。白麟と言えば、丸島と柳と手を組んでいた筈なのだから……──


 南は一本指を立てて、自分の口の前で止める。


南「静かにな? ……」


陽「だって……白麟?!」


南「だから、静かにな? ……」


陽「……了解」


 明美は腕組をしながら、真剣な表情をつくる。そして陽介へと、その目で見た真実を説明する。


明「信じられないか? けど事実だ。私も南もマーメイドの男たちも、この目で見た。上柳さんが、丸島、柳と手を切る瞬間をな――」


 だがやはり、信じがたいようで、少しの沈黙が走った。


南「アタシらは、その瞬間を見てた。アタシらのことも、信じられないか?」


 南と明美は、『その瞬間を見た』と言っている。

 上柳を信じられるかは、別として、南と明美のことなら、信じられる。


陽「お前らがそう言うなら、信じられる」


 すると、南と明美は安堵して、笑顔を作った。

 そして二人はその表情のまま、道路を挟んだ場所で待機している上柳を見る。

 二人の視線を追うように、陽介もその方向を向く。


陽「上柳?! ……」


南「もともと、陽介たちと接触する事は、上柳さんからの要望だ」


 陽介は納得したように南を見る。

 そして上柳は道路を渡って、こちら側にやって来た。


上「ブラック オーシャン……──暫くぶりだ」


 上柳は柔らかい表情をしながら、軽く頭を下げる。

 上柳のその行動には、南と明美も驚いた。

 上柳は白麟という、巨大なチームを束ねる総長だ。挨拶とはいえ、その総長が先に頭を下げるなど、そうあることではないだろう。目下の者や、見下した相手には、しない筈の行動だ。

 忠誠を感じさせるには、十分だった。


 陽介は冷静な面持ちのまま、上柳へと問いかける。


陽「そう言やお前は、月夜の乱闘の時……言ってたな? 『お前らを敵には回したくはない』ってな……──そして今回は、味方になってくれる。──どうしてだ?」


 “月夜の乱闘”とは、噴水の広間で繰り広げられた、ブラック マーメイドと白麟の喧嘩の事だ。そう白麟からしたなら、やむを得ずに喧嘩に至った、あの乱闘──


 ──『どうしてだ?』──


 陽介に問われると、上柳は、スッと顔を上げた。そしてしっかりとした瞳を、陽介へと向ける。


上「ブラック オーシャン、四代目総長の栗原には……がある」


 行方知らずの自らの総長の名を出されると、陽介は一瞬、呆気に取られるように目を見張った。


 ──『恩義』・その恩義とは何であったのか、上柳はそのことは語らなかった。だが、その恩義に報いを返そうと思う気持ちは、その瞳が物語っていた。


陽「お前も、栗原総長の人柄に惚れてんのか? それなら、仲良く出来そうだ」


 陽介はタバコを一本取り出すと、上柳に咥えさせる。そしてタバコに、火をつける──

 ──陽介は、ニッと笑った。


陽「よろしくな」


 こうして、オーシャンと白麟の同盟が、成立した──



 ──その後陽介は、三人を連れて移動をする事に。


陽「立ち話もなんだから……来いよ? 案内する」


 そうして陽介は、三人を案内し始めた。向かう先は、緑の店。つまり、現在の溜まり場だ。


 街角を曲がり、ネオン街へと入って行く。風俗店の建ち並ぶ街……──


明「私と南連れで、風俗だと?! なんて無神経なんだ!」


南「男って、期待を裏切る……」


 明美と南は、小声でこんな会話をしていた。


南「でも分からない……ネオン街を抜けるかも……」


 淡い期待を口にする南。


陽「ついた! だ!」


 淡い期待を口にした南であったが、目の前に佇む店は、キャバクラ緑の店だ。


明「二人で行ってこい! バカ!!」


 当然、明美と南からの反応は最悪だ。


陽「は? せっかく来たんだし……四人で行くに決まってるだろう?!」


南「陽介のバカ!!」


陽「南まで?! ……」


 すると店の中から、一人の女が笑いながら出てきた。 その女というのは、緑だ。


緑「フフフ……店の前が騒がしいと思って来てみれば……──陽介? 女の子二人に、完全に誤解されてるわよ? フフフフ……」


 緑の言葉を聞いて、陽介は、ようやく理解した。

 焦りながら、バッと南と明美へと向き直る。


陽「ちっ違ぇよ!! 当たり前だろう!!」


明「言い訳か?! どう見てもキャバクラじゃないか!!」


 そしてまたまた、可笑しそうに笑う緑。


緑「違うわ。誤解よ? ここは私の店。そして私の家――……私と、雪哉の家よ」


 そしてようやく南と明美は、キャバクラに遊びに来た訳ではない、ということを理解した。


 緑は嬉しそうに微笑みながら、皆を家へ招き入れた。


 だが案内されている途中……──乙女な二人は、またまた疑問にブチあたる……


明「まっ待て?! 『私と雪哉の家』って言ってたわよね?!」


 南もハッとして、口を押さえる。


明「白谷ぃ~! アイツッ絵梨ちゃんがいながら、年上の女性と!? ……」


南「男って、期待を裏切る……」


 明美と南の後ろを歩きながら、苦笑いで話を聞いている陽介。そこで陽介が、割って入る。


陽「いやいやいや?! それも誤解だからな?! 詳しくは、ユキに聞け!」


 そしてまた、緑が可笑しそうに笑うのだった。


 ──そして、リビングへと案内された。

 リビングには、PCをいじっている雪哉がいる。


陽「ユキただいまー!」


南明「……?!」


 すると次の瞬間、ふざけて陽介が雪哉に抱き付いた。


明南「「〝抱き付き魔?!〟」」


 先ほど突っかかったその言葉が、二人の脳裏に浮上したのだった。


雪「熱い!! キモい!!」


 そして即、振り払われる。


陽「ユキつれねぇー! つーか、なに調べてるんだ?!」


 陽介はPCを覗き込んだ。

 すると雪哉は、小声で答える。


雪「『揚げ足取れ』って、言ってただろう?」


 そう、そのことで雪哉は、調べ事をしていたのだ。

 〝それなら仕方がない〟と納得して、陽介がスッと離れた。

 そして雪哉は客人がいる事に気が付くと、PCを閉じた。


雪「陽介、コイツらは?」


 すると陽介は、手短に説明をする。


陽「マーメイドが二分した。南と明美は仲間だ。そして白麟も、味方についた。カミヤナ(上柳)も仲間だ!」


上「……カミヤナ?」


雪「へー。……よろしくな。


 特に警戒する訳でもなく、そして特に興味もなさそうに、雪哉がサラッと答えた。


明「なぁ、あの人(雪哉)、警戒心なさすぎだろ?」


 気にならずにはいられなかったのか、明美がしっかりと、そう発言していた。



 ──思い返せば初めて会った時は、陽介と雪哉、南と明美は、口喧嘩で始まった仲であった事を思い出した。

 雪哉と南が言い合い。陽介と明美が言い合い。──夏の始まりの、あんな口喧嘩を、懐かしく感じた。

 そしてその後、マーメイドは白麟との喧嘩を繰り広げ……──あの時、南と明美を助けたのが、雪哉と陽介だった。そしてあの夜、上柳と対峙した。

 ──不思議なことに、あの夜、あの月の下に居合わせていた彼等は、今日ココに、仲間として集結していた。


 ──彼等は今宵、いろいろなことを、語り明かすだろう──



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