第4話
「オレ以外のこと考えるの、赦さねー」
無気力に、その目を見返せば。
「いいよ、じゃー?オレ以外のこと、厭でも考えられないよーに、してやる」
緩く開いているくちびるに、人差しゆびがあてがわれる。
「クチ、開けろ」
命令に従う前に、もう。
私のくちびるを割って、入り込んでくる、人差し指。
「舐めろ」
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