第20話

聖子先生はリーダーを突き飛ばし、大声で悲鳴をあげながら、庵を抜け出、敵兵に見つかり、あっという間に射撃されてしまった。


絶叫するリーダー。唖然とするさおりと結城。


結城は、聖子先生の言わんとすることが分かった。迎えに行くのが遅れて、沢山の客を処理していたのが、分かった。


聖子先生はもう死んだ方が気楽だったんだとさおりは思った。さおりは泣きそうになりながら、結城の腕にしがみつく。結城もそれに気付き、前を向く。


敵兵に見つかる。結城は的確に射撃し、そうして、絶望しているリーダーの腕を引き、元の教室に戻ろうとする。


「聖子先せぇぇぇぇ!!!!!」

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