第7話
「おい! お前ら! 何を考えてるんだ」
岩木が叫ぶ。
「戦争でしょう! 戦うんです!」
リーダー。リーダーと言えば、聞こえはいいが、いじめっこのリーダーだ。
「戦うって!」
岩木は戸惑いを顔に出す。
「もちろんです! 敵兵を殺すんです!」
リーダーの言葉。強い意志だ。
「殺す…」
松山がゲロを吐く。
「プレシャーがすげー」
斉藤が剣を見つめつぶやく。
「お前ら! リンチしてきたろ! ようやく俺たちの時代が来たんだよ!」
リーダーの言葉。
そこまで言うと、機関銃を手に掲げリーダーは岩木に告げる。
「先生は俺らがいじめっこでリンチするからやくざにでもなる気か? って言ってたけど、先生はげんこつ以外で戦えますか?」
そこまで言うと、機関銃とライフル銃を肩にかけるリーダー。
「俺らは人一倍戦えるかもしれませんよ」
そう息巻くリーダーにいじめっこたちが叫ぶ。
「おおおおおおおお!」鈴木。
「そうだ、そうだ、俺たちは強い」松山。
「俺らが生き延びるんだ」斉藤。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます