4.機関銃

第6話

半泣き状態のいじめっこたち。機関銃がゲームと違うからだ。


「ゲームと全然違うくねー!」

叫ぶ鈴木。


「日本が戦争か。日本が戦争か。日本が戦争」

騒ぎ立てるいじめっこたちを余所にぶつぶつつぶやく岩木。聖子先生は武器をつかむ生徒たちにたじろぐ。


いじめっこのリーダーは手にした機関銃をおろし、舌打ちする。


「こんなんじゃ戦えねーよ! 俺、ゲームだとハイスコアなのに」

とリーダー。


「まじだ、こいつはゲームじゃねぇ!」鈴木。


リーダーが持ってきた武器は機関銃以外にもライフル銃や剣などがあった。それを手にしリーダーがいじめっこたちに言う。


「お前、刺せる?」

「え?」

戸惑い顔の鈴木。


「殴る蹴るはしてきたけど、さすがに刃物で刺すのわ」

と松山。


「死にたくないだろ!」

リーダーの言葉と共に、

爆音。どこかで兵器が爆発したようだ。


「死にたくない!!!」

叫ぶ斉藤。


「死にたくないぃぃぃぃ!!!!」

叫ぶ鈴木。リーダの不穏の言葉に絶叫する。

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