4.機関銃
第6話
半泣き状態のいじめっこたち。機関銃がゲームと違うからだ。
「ゲームと全然違うくねー!」
叫ぶ鈴木。
「日本が戦争か。日本が戦争か。日本が戦争」
騒ぎ立てるいじめっこたちを余所にぶつぶつつぶやく岩木。聖子先生は武器をつかむ生徒たちにたじろぐ。
いじめっこのリーダーは手にした機関銃をおろし、舌打ちする。
「こんなんじゃ戦えねーよ! 俺、ゲームだとハイスコアなのに」
とリーダー。
「まじだ、こいつはゲームじゃねぇ!」鈴木。
リーダーが持ってきた武器は機関銃以外にもライフル銃や剣などがあった。それを手にしリーダーがいじめっこたちに言う。
「お前、刺せる?」
「え?」
戸惑い顔の鈴木。
「殴る蹴るはしてきたけど、さすがに刃物で刺すのわ」
と松山。
「死にたくないだろ!」
リーダーの言葉と共に、
爆音。どこかで兵器が爆発したようだ。
「死にたくない!!!」
叫ぶ斉藤。
「死にたくないぃぃぃぃ!!!!」
叫ぶ鈴木。リーダの不穏の言葉に絶叫する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます