第39話
「そんなー」
「調べたければ、調べればいいし、調べなくてもいいし、好きにしなさい」
「松澤先生、なんで、そんなに冷たいんですか?自分の命を守るためですか?」
「それもあるけれど、なかなか、犯人は突き止められないもんだからね」
松澤の言葉。立ち上がる伊佐木。
「調べます!」
伊佐木は未来クリニックを後にして、早速調査を始める。そうすると、さほど調べないうちに、はなが元モデルの情報、そうして、はなの父が政治家ということが判明した。日野咲の電話を盗聴すれば、あるいわ、
伊佐木は思うも、実現できない。どう嗅ぎまわろうと頭を抱える伊佐木。はなの父、日野咲は、もう二度とはなのために囚人管理衛星を始動することはないだろう。それも知らずに、伊佐木は日野咲の周辺を嗅ぎまわる。
「あーもーだめだ。何もない。全てはお蔵入りだ。全ては謎だらけ」
咲斗のデーターを投げだして、伊佐木は叫ぶ。
そうして、またも
「松澤先生、松澤先生」
と伊佐木は、松澤大樹にまとわりつく。
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