9.殺戮衛星2

第34話

日野咲は、妻に全容を知らせる。はなの母は茫然としている。


そうして、今今晩御飯を食べ始めるはなに告げる。


「お母さんのごはんが好き?はなの好物ばかり作っているからね。お母さんを大好き?そうよね?はな」


母のおかしな発言になんの疑問も持たないはな。


「なぁに?頂きまーす」


はなはがつがつと料理を平らげる。それは、女の子の気取ったちびちびとした食べ方ではない。どうせ吐くからという意識がそのような過食をさせているのか?唐揚げ、フライドポテト、カレー。みるみる平らげていく。そうして、はなはすっかり食べ終わり。ちらりと両親を見やる。


「はな、だめよ!吐いたら!」

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