第10話

「はな、ちゃんと髪の毛取ってきた?お父さんがよくよくしてあげるからね!よかったわね!はなは、お父様が立派な政治家で。天罰が下るわ、そんな悪い子たちには」


数日後、はなを匂いで虐めていたクラスメートたちがこぞって統合失調症になる。


家で叫ぶあずさ。

「おかあさん、死ね死ね死ねって。なんか言ってくる人がいる。誰もいないのに、死ね死ねって言われてる。怖いよ、幽霊がいるの?」


そうして、あずさと二宮は、統合失調症になる。いじめが激化しないようにとはなの一家ははなを転校させることにした。


だけど、はなはまた転校するかもしれないと内心危惧する。はなの口臭は、本当にうんこみたいで、ありえないけれど、両親も心配しています。どうして神様がこんな業をはなに背負わせたのかわからない。


はなは本当にいい子なのにと父も母も思っていました。

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