第6話

女社長。


「素敵な曲ね。反戦、なかなかできないことだわ。」


「まじか!」


と音羽。


「俺がオリコン1だぞ」


と音羽。あくまでもランキングにこだわる。


「それに、あんた正気の沙汰か?今戦争の真っただ中、反戦を歌うなんて。」


と音羽。


「音羽は黙って、どう!あなたの帰属する、シャインミュージックが爆撃にあったんでしょう?そんなんじゃ、音楽活動もままならないんでしょう!我がクイーンレコードに入らない?あなたの音楽への志は最高よ!」


しばし悩む、英大。断る。やはり、今お世話になっているシャインミュージックを抜けたくない。と言った。


「そう、残念ね」


と女社長。


「あなたごはんは食べれる?」


そうして、女社長は、高級レストランで、ご飯をたらふくおごり、そうして、英大にワインを1本持たせ、家まで送り帰した。

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