第13話

思いを告げた社長は

満足げに息を切らし

最後の言葉を吐く。


「それでは、会議終了!!」


想定しない会議に

社員たちはいまだ戸惑う

ばかり。


一人の社員が

手を上げて叫ぶ。


「社長!

それでは、アクアがつぶれませんか?」


それに応える社長の言葉。


「会社があったとしても、

全人類が被ばくしてしまっては、

みんなただ死ぬだけだ。


誰もゲームなんてしやしない。


核戦争を止めてこそ

ゲームをみんなが楽しめる

平和な世界になると

今回思っている」


そこまで言うと、

その社員は手を下した。


「わかりました。

社長がそこまで言うなら」


と周囲も納得顔だ。


再び叫ぶ社長。


「みんな、思い思いの

企画を提案してくれ!


今回のミッションが

動いたときの、

ありとあらゆるシュチュエーションと

ありとあらゆる結果を提示してくれ。


一番最善の

シュチュエーションを遂行する。

この2時間以内に出来るか?」


「「はい!」」


返事をする社員たち。

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