第8話
おもむろに藍斗は
遥香のブラウスを
スカウトからたくし上げ、
ブラジャーに手をかける。
女の子ではないので、
後は生まれて初めてのこと
なので、ブラジャーの
外し方が分からず、
ごり押しで上に押しやった。
ぷるんと
遥香のピンク色の乳首が
二つあらわになると、
遥香は絶叫する。
その絶叫を無視して、
藍斗は遥香の乳首を
ぺろりと舐めた。
「もう、やだぁぁぁ!!」
泣き出す遥香に、
さすがにはっとした藍斗。
身を退け遥香を開放する。
すると
ぐしゃぐしゃにたくし上げられた
ブラウスをそのままに
ブラジャーを押し下げると
両手の甲を両瞼に当て、遥香は
ひたすら泣きじゃくる。
まだ、ブラジャーを
のぞかせるブラウスを
引き下ろし、
少しはましな形に
整えながら、藍斗が言う。
「ごめん!
もう明日核兵器が使われて、
世界が終わると思ったら、
遥香ちゃんのおっぱいだけでも
見たかった!」
その言葉に
いったん泣き止んでいた、
遥香がまた
わんわん泣き出す。
「もう、やだぁぁぁ!!」
もう止まらないほどに
泣きじゃくる遥香を抱きしめる
藍斗。
「本当は、遥香ちゃんと
セックスをしたいんだけど、
ここまでで我慢してあげる。
大好き!」
「もう、やだぁぁぁ!!!」
告白を断ったにも
関わらず、
交際を断ったにも
関わらず、
抱きしめられて、
キスされて、
おっぱいを見られて、
乳首までなめられた
絶望感に
わんわん泣き続ける遥香。
そりゃそうだ。
青空がある。
雲もある。
太陽も照り。
悲惨な告白だったけど、
藍斗は悲惨だけど、
もう死んでもいいとは
思えなかったけれど、
遥香を抱きしめながら
遥香の頭を見下ろす。
「遥香ちゃん、
もう一回キスさせて」
「もう、やだぁぁぁ!!!」
そこでもまた
泣かれて
藍斗は言いなおした。
「ごめん。抱きしめるだけで、
我慢する。ほんとにほんとに
大好きだよ!」
遥香を抱きしめ、
遥香の体を揺さぶる藍斗。
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