第18話
船で島へと渡り、ジェミーの療養している建物へ向かうまで、ずっと男は意気揚々と叫んでいた。
「病気というなら、オラが看病してやる。それが、重病というなら、なおさらだ。オラが看病して、オラが絶対、また、前の元気にくるくる働いている、笑顔のジェミーに戻してやるんだ。」
ジェミーの病室までたどりついた男は、勢いよくドアを開ける。そうして、ありったけの明るい声で、叫んだ。
「ジェミー!オラだど!! オラが来たから、も~う、大丈夫だ!!」
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