第七話 アーカイブ 年月日 不明
58日目
分かったこと
僕は何かを忘れたことを覚えている
僕が書いているこのリング式メモ帳、厚さ10cmも無いのだが、上下無限に開ける
過去に書いた部分、行った世界の事を書いた部分は全て残っている
六角形の館
真っ白な壁と家具
風呂場だけが真っ赤に染まっている
六つの部屋と六つの風呂場
人種も年齢もバラバラの身体中に刺し傷の付いた遺体
いつもの様に出る事は不可能
外には松林と崖下に海がみえる
とりあえず、椅子に座って海でも見ようかな
かいぬま Don Aman @rfmyd
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。かいぬまの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます