君に贈る言葉

第4話

君と 君と いつまでも一緒と

思ってきたんだよ


君と 君と 離れ離れになるなんて

思ってもみなかったんだよ


でもね、私はわかっていた

キミから離れることを

遠い宇宙の果てに旅立つことを

キミを遠くから見守るために


ずっと一緒に居ようなんて

言葉ではいくつでも言えるけど

現実って難しいね


サヨウナラなんて言葉は

言わないよ

いや、違う言えないんだ

そんな心の準備ができてないから


心が悲鳴をあげる

まだ、『一緒にいたい』って


だけど時間はとまらない

心の時間はとまるけど

『イマ』という現実の時計は

休むことなく回り続ける


君と 君と いつまでも一緒だと

思って生きてきた


君を 君を 追いていくなんて

わかっていたはずなのに


溢れ落ちる、涙はどうしたら

とまってくれるのかな?

空宙の果てまで追い続けてくれる?

いつまでも忘れないでいてくれる?


永遠なんてあるのかな

私は信じるよ

いや、信じようとしている

現実を受け止めきれていないから


目から溢れ出した涙が

君の服にポタポタと流れ落ちる


生命の期限が迫りくる

『時間を止めてください』

なんて願いは虚しく去っていく

どうか、時間よとまれ


..星空の彼方へ

ギュッと抱きしめたその腕の中で


キミは僕を置いていく

『ありがとう』って一言呟いて

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