第60話
妃愛:「隠れ場ってどこ?」
悠妃:「もうすぐ!」
妃愛:「もうすぐ……って…どのくらい…………?悠妃くん………!」
もうすぐ??って…どこだろ……
視界に入る景色が
木と池…しかない。
落ち着く場所に
向かっているんだろうけど
悠妃くん。
ちょっと……しんどいから…
休みたいな……
距離がある場所なのかな。
前を歩いていた悠妃くんが
突然、立ち止まり
後ろを歩く私を見てくる。
悠妃:「………妃愛?」
妃愛:「え?突然止まってどうしたの?」
悠妃:「いや、体調悪いよね。ごめん……何で、気づかなかったんだ、俺……ごめん………」
妃愛:「えっ…体調は…うん、良くないけど……我慢できるし、大丈夫だよ。」
悠妃:「……いや、無理はさせたくない。また、また来よう?ってか……連れてきてもいいかな?」
妃愛:「うん、また連れてきて。」
悠妃:「良かった……。」
ホッとしたように
安心している、悠妃くん。
突然立ち止まったのは
何か思い出したのかな。
それとも、私の体調を
気遣ってなのかな。
どちらにしても、有難い……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます