妃愛：「どうして？なんで？」

悠妃：「何が、どうしてなの。」

妃愛：「可笑しいよ…。私は…妹なんだよ！？悠妃くんの妹なんだよ！？」

悠妃：「うん、そうだよ。」

妃愛：「なんで…拒絶しないの…なんで、受け入れようとするの…私は…玖賀の家族ではないっ！お父さんは……お母さん取り上げたの私だよっ！？なんで、なんで…恨まないのっ！？なんで…。」

我慢してきたものが

一気に溢れ出す…

嬉しいのか、悲しいのか…

自分自身でもわかっていない。

可笑しいでしょ。

突然、妹がいますって

言われたんだよ！？

母親が家を出て生まれた子供だよ！？

なんで、悠妃くんもひいくんも…

ともくんも…受け入れようとするのっ…。

そんなこと、予想してなかった。

みんな、拒絶すると思ってた。

どうしてなの？

どうして…

妹なんか要らない…

って言ってくれないの。

受け入れなくていいんだよ。

いいんだよ。

そんなこと、望んでいない。

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