第37話
妃響:「前って?一緒に行動してた時か。」
燈妃:「そう。妃愛の誕生日は3月31日。朝妃兄が毎月31日はお祝いしてたみたいなんだ。」
妃響:「今日は31日か……」
朝妃が毎月31日はお祝いしていた。
今日が31日。
朝妃との記憶は曖昧だけど
毎月31日…は覚えているのかもしれない。
お祝いを知っているのは…
碧空達か、一番は翔馬だよな。
翔馬に……聞いてみるか……。
燈妃:「妃愛は自分の誕生日と毎月31日は精神的に不安定になる。31日は大嫌いな日なんだよ。」
妃響:「何か…あっても可笑しくないな……」
燈妃:「止めて。妃愛を止めて。アイツを…妃愛を止めないと死ぬ。確実に死ぬ。」
確実に死ぬ?
背筋に冷ややかな汗が流れる。
動揺を見せないように
冷静を装って、燈妃に聞く。
妃響:「死ぬってどういうこと?」
大方、予想はついている。
当たって欲しくないと思う。
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