第17話

燈妃:『可愛いと思ったから。』


妃愛:『………………!えっ!?』



衝動的に、ともくんの腕から

抜けて、ともくんを見つめる。


いつもクールなともくんから

可愛いって…言葉が出て……



何かの聞き間違い?


何かの………間違い……よね。



燈妃:『うける。口をぽかんとあけて、信じられませんって顔してる。』


妃愛:『だっ、えっ……はっっ!?』


燈妃:『可愛いって言ったら、妃愛は顔上げるかなって思ったのと、あの頃…も今も可愛いって思ってるよ。』


妃愛:『………………はっ………』



ともくんの突然の言葉に

衝撃と恥ずかしさでどうしていいかわからず、


ともくんと床を交互に見つめる…

でも、恥ずかしさが込み上げてきて

顔と耳が赤くなるのを感じる。


真っ直ぐ、ともくんを見れない。



『ひめちゃんは、ストレートな言葉に弱いよね。顔、真っ赤ですけど。』



言うな、言うな。


なんで、顔が赤いことに触れるの。

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