第86話
妃愛は知らないだけで、よく俺も妃愛も
朝妃兄が亡くなった場所に行っていた。
その場所が意味するものって、多分だけど
朝妃兄と妃愛の思い出の場所。
そこで何かあったのか、朝妃兄が死ぬ前に何かを伝える為にその場所にきたのか…
亡くなっていた場所に意味がある。
容態落ち着いたら……行ってみるか………
『んっ…………はあっ、だれ?』
『俺、燈妃……』
『んっ??燈兄………?なんで?』
『覚えてない?妃響に酷いこと言ったって。』
『……………あっ、そうだね……』
『体調はどう?もう少し寝たら?』
『今は何時?』
『夜中の3時だよ……?』
『3時か。ずっと居てくれたの?』
『うん、いたよ。』
『そっか。』
魘されて居た時とは大違い。
妃愛は、魘されていることいつも覚えて
居ないのかもしれない……
起きたらケロッと忘れている……
だから、妃響兄は記憶が残ってないのか
不安に思うことが多いのかもしれない……
『お願いがあるの。』
『……………なに?』
『外泊許可貰ってきてくれないかな…?』
『…………外泊許可?そんな状態じゃないよ。』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます