第42話

『ねえ!梨絵子あんた何考えてんの!?

こどもは!?玖賀の家はどうしたの!?』




『お姉ちゃん、別れてきたの。』




『え!?別れてきた!?そんな、そんな

ことして大丈夫なの!?子ども何歳か

知らないけど、母親必要でしょ!?』




『とにかく私はもう玖賀とは関係ないの。

住む場所ないから実家に帰ってきたんだけど?』





彼女の母親らしき人は物凄い

顔をして、娘である人をみつめている。



そして、口を開いて言った。





『なんて、勝手な娘。あんたなんか

娘じゃないんだからね?私の娘は茉祐美だけ。』




『知ってるわよ!?お母さんが必要と

してたのはお姉ちゃんってことくらい。』





『あら、そう?じゃあ話が早いわ。

家は他の家を使えばいいわ。ここには

二度と現れないでちょうだい。』




『あら?家貸してくれるの?それだけで

有難いわ。どこにあるわけ?』




『◯◯◯ってところよ。もうわたしの

前には現れないでね。さようなら。』

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