雅妃：『…………うん………』

妃響：『難しいし、辛い思いするけど俺も

妃愛も朝妃の姿を追い掛けるんじゃなくて

未来に向かって生きていかないと…って思う…』

雅妃：『…………そうだねｯｯ………うん……』

妃響：『泣くなよ………雅妃。この決断するまで悩んだ。でも、今の妃愛見て朝妃は喜ばない。前をむく為に、俺は鬼になる。』

雅妃：『ｯｯ…………ｯﾊｧ………わかったｯｯ……』

妃響：『ごめんな……。まだ雅妃も揺れ動いてるのに厳しい話して。ありがとうな。』

雅妃：『妃響兄が………辛くなったら俺が支える。…………だからっっ…1人で頑張らないで。』

妃響：『…………ｯｯ………ああ、ありがとうな。』

妃響兄と2人で、夜中のドライブ……

2人で泣いた。久々に泣くなとか…妃響兄も

泣くんだとか一切忘れて……

これからの覚悟と苦しみを……鬼となって

向き合う為に……妃響と声を上げて泣いた。

兄弟になって、27年。はじめて妃響兄と

分かり合えたキッカケにもなった。

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