第11話

なんだか、荒れ狂ってばかりだから

喧嘩売ってくるやつも多くて参ったよ。



俺も好きで暴れてたわけじゃないのにさ。




気分転換に買い物しようと思って


ぶらぶら歩いてたらさ、母さんの隣で歩いてた男が別の女性と親しげに歩いてるんだよ。




はあ?って思った。



母さんがいるにも関わらずその男は別の女性がいて。



まじで許せなかった。



母さんは、俺たちを捨ててまでその男と一緒になって子どもまで生まれているのに。



母さんがもて遊ばれているみたいで許せなかった。



俺達を置いていったとしても母親は

1人しか居ないからさ、男が許せなかった。





でも俺は弱いからさ。




その見た光景をなかったことにしようとした。






だけど、とことん運命のいたずらってゆーの?






同じ日に、別の場所でまたその男とあったんだ。




まじで、ついてないって思ったよ、俺は。


本当に最悪な日だって思ったんだよな。





その男の隣には、別の女性。



さらにはその子どもと親しげに話してるの。





こいつ、何股かけてるんだって怒りしかなくて。






逃げるようにその場所から立ち去ったんだよ。

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