第4話

そのプレッシャーを俺は妃響に

背負わせたんだよな。




妃響、怒るか?俺を恨むか?


嫌いになってもいい。




だけど、守っていってほしい。




父さんやじいちゃんが守ってきた家族だから。





この映像を残したのは、俺の本音を

わかってほしかったのと、


もうこの世に居ないと思うから妃響に

妹のことを頼みたかったからなんだ。




いつ、何が起こるかわからない………

そんな世界で生きているとね、絶望ばかり

感じてしまうんだ。希望が何も無い。



俺が死んだらみんなが

途方に暮れるのは目に見えてる。




だから、妃響に跡を託したい。



愛妃の意味をわかってくれると思う妃響に。

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