後悔

第79話

side 父



" 妃響が撃たれた――― "



今から、5年前。


玖賀邸にある、事務所にしている部屋で

仕事をしていた時に、連絡がきた。



当時、翼は妃響と揉めて側近を辞め

翔平と黎来が、妃響の側近だった。



側近の翔平から―――………


「組長、落ち着いて聞いてください。

妃響が何者かによって、撃たれました。」



俺の長男の朝妃と、次男の妃響。


子供の頃から、生傷が絶えず

病院のお世話になる、大怪我を何度も…

数え切れないほどお世話になってきた。



今回は―――………今回は………


助からないかもしれない…………



と、翔平から、言われた。




頭が真っ白になった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る