第69話

「うっ……ぐすっ……ぐすっ……。」



かれこれ、30分が経過した……。


未だに泣き続ける煌妃の抱っこが

辛くなったのか、ソファーに座り

煌妃を膝に乗せて、落ち着かせる妃響。



その一方で―――……



「んぎゃああああ!やーっ!ひいーっ!ひいーっ!」と、泣き叫ぶ悠妃。


妃響がソファーに座ったタイミングで

悠妃を妃響から、引き離し

保育園の準備をする為に、着替えさせる。



「いやあああああーっ!」と、泣き叫び続ける悠妃に、俺も泣きたくなる。




「はあ―――……」と、

悠妃は大暴れ、泣き叫び……


見兼ねた朝妃が、手伝ってくれた。



当然、悠妃は怖がる―――………。




これが、毎日の朝の日常―――……



時々、俺も発狂したくなる時がある。



これを、仕事で忙しくない時は

梨絵子と一緒に、準備をしてきたけど、


1人でやるとなったら、大変。



梨絵子の大変を身に染みて、感じた。

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